茶房&ギャラリー遠音 Blog

岡山市南区にある『茶房&ギャラリー遠音』のあるじが綴る、遠音のこと、日々のこと。

カテゴリ : 茶房&ギャラリー遠音

   遠音の古いもの市は、思わぬ盛況に、出展者一同、驚きました。
   掘り出し物や好みのものを探し当てたとき、秘かにワクワクする気持ちを、
   皆さまお愉しみくださったようでした。ありがとうございました!
        会場風景2月展

   2月10日の初日に、お客様からいただいた沈丁花の蕾が、会期の半ばに香り始めました。
   見れば、一粒、二粒、小さな花が開いて、部屋中に芳香を放っていました。
   街にこの花の匂いが流れると、ああ、春だな~と思いますよね。嬉しいような、切ないような
   甘い香りです。菜の花も、(別の)お客様からいただいたので、合わせてみました。
      沈丁花 菜の花
    
     
      和菓子も春です。なんて可愛い! 日本の文化は素敵ですね。。。
                    宮雀 菓子  
             宮雀 菓子器 2

  

   遠音の2月は、恒例となりつつある「古いもの市」です。
   全国津々浦々、空き家が社会問題となっている昨今、岡山にもその波は来ていて、家を処分する前に
   道具類を何とかしたい、という話をよく耳にします。
   今回、「姑が使っていた茶道具があるんだけど・・・」とか、「バブルのころ、気前よく買ったけど
   使わなくて」とか、「好きで集めたものだけど、子供もいないし、少しずつ手放そうかと思って」
   というような遠音の仲間も加わって、「古いもの市」をいたします。
   古いものたちが新しい場を得て、また愛用されるよう、願ってやみません。
         2月展 吉岡陶器
                        2月展 志保陶器
     

   今回の一月展「糸で遊ぶ 難波謙介・れいこ展」は、新聞2紙で大きく紹介されたことにより、
   遠音始まって以来の来客数となりました。混雑した数日間は、ご来場くださった皆様に、
   ご不便をおかけしたことと思います。 ご容赦ください。
    また、会期半ばに完売して、後半に来られた方々には、「ええっ~、もう一枚もないのぉ~」
   と残念がられました。申し訳ないことでした。
   けんちゃんマットは、丈夫で暖か、普通にお洗濯しても大丈夫です。
   長くご愛用くださいますと共に、遠音で会ったけんちゃんの穏やかな様子を、思い出して
   いただければ幸いです。 ストーブ

         
   大寒というのに、遠音の庭のイチゴが赤くなりました。
   このところやっと冬らしくなったけれど、それ以前が暖冬だったから、イチゴも気を抜いて、
   つい花を咲かせ、実をつけて、ついつい赤くなってしまったのでしょう。
   イチゴの気分が分かるような。。。     イチゴの花
                 イチゴ写真


      

   



   ただいま、遠音では、けんちゃんマットが大人気で、お買い上げくださるお客様が続々。
   新聞2紙に大きな扱いで取り上げられた効果で、問い合わせはひっきりなし、会場はお客様で
   混雑しました。そんな中、けんちゃんは、はにかんだように静かに座っていました。
   けんちゃんマットは、彼の自在な色彩感覚にあふれています。    
          けんちゃんマット
     こちらは、母・難波れいこさんの作品。生成りの糸でシックに織り上げられています。
    遠音の椅子にぴったりです!
                   廊下 椅子マット
         
     いま遠音の玄関には、難波家に咲いた見事な蝋梅の枝が活けてあります。朝、枝の下に
     糞が落ちていて分かったのですが、早朝、小鳥たち(多分、メジロ?)が、蜜を吸いにきて
     いるのでしょう。      厳寒蝋梅



    あけましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いいたします。
         松尾大社 サル
           皆さまにとって、幸多き年となりますように!

    さて、遠音の新年は、息子・難波謙介さんと、母・れいこさんの二人展で幕開けです。
    謙介さんはダウン症として生まれました。母親のれいこさんは、彼が生きる上で、これという
    ものを身につけさせたいと思い、ノッティングを選択されました。
    まず、れいこさんがノッティングの技術を習いに行って習得し、その後彼に教えられたそうです。
            1月展 写真中
   いま36歳となる謙介さんは、旭川荘の仕事から帰宅すると、まずひと休みして、それから2時間ほど
   織り、夕食後にまた織って、一日の日課を終えます。一枚のラグ(椅子などに敷く)を、約一週間で
   織り上げるそうです。様々な素材、色、太さの糸(毛糸)を、こころの赴くままに織り込んでいて、
   自在な面白さのあるマットに仕上がっています。
   母れいこさんの作品は、花や野菜を育て、何でも手づくりされるれいこさんらしく、シックなトーン
   です。
   かっちり織ってあるので丈夫で長持ちすると、これまで使ってこられた方々はおっしゃいます。
   椅子敷きや玄関マット、車のシート、バスマットなどにいいでしょう。 ぜひご覧ください。
   




 

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