茶房&ギャラリー遠音 Blog

岡山市南区にある『茶房&ギャラリー遠音』のあるじが綴る、遠音のこと、日々のこと。

カテゴリ : 茶房&ギャラリー遠音

例年のごとく、8月は夏休みとさせていただきます。
この酷暑も過ぎたころ、9月展(9月10~20日)で、
またお目にかかりましょう。

庭の梅の樹に、今年は100個ほど、大きな実が熟れました。
完熟梅を7パーセントの塩で漬けて、この日照りに干しました。
熱中症予防に、ちょうど良い塩加減です。
 梅干し


遠音11月は「うつわとフェルト展」です。
うつわは、埼玉県在住の八木沙織さん。遠路、岡山まで、車でやってきます。
熊山町に祖父の家があり、親戚もいるので、岡山は第二の故郷のようです。
遠音での作品展は3回目。 作品は、柔らかな自然の匂いがします。
作為のない、こころ休まる造形で、食器、花器、アクセサリーなど。
フェルトは、岡山市在住の藤山啓子さん。
フェルトは羊毛を染めることから始まって、それを丸めたり、伸ばしたり、針で突いたりして
形成していきます。バッグ、マフラーなど、生成りの風合いを 活かし、色はシックだけれど、
形は独自の面白さがあります。他に、コースター、キーホルダーなど。
 11月DM

  このところ12月にしては暖かくて、会場が混んでくると、窓を開け放しにしていたのですが、
  明日あたりから寒くなるとのこと。寒くても換気です!
  消毒、マスク、換気は、もうフツーのルールになりました。
  いま、銀工房「さじ」さんのアクセサリーと、山岡緑さんの人物像やカモメなど、
  「造形二人展」を開催中です。
  
 ウーパールーパー12月展 魚アクセ12月展像
12月展人形一体12月展人形村12月展カモメ
              12月展会場


                    明けましておめでとうございます。
                       本年もよろしくお願いいたします。
  
  さて、今年は暖冬とは言え、蟲や小さな生き物たちは、いま冬眠中でしょう。
  ところが、新年早々起き出して、遠音に集ってくる、華麗な生き物たちがいます。
  岡田純平さんのアートクレイシルバー(銀粘土)と、平井宏明さんのバーナーワーク
 (耐熱ガラス)の、蟲やカエルやトンボたち。
  銀粘土とガラス細工の、繊細にして華麗なコラボをご覧ください。
      もちろん、平井さんのガラスの器もあります。コップ、ワイングラス、花瓶等。     
   2月展DM
  岡田さんは、銀粘土細工に七宝焼きを組み合わせ、翅や鱗の細部まで表現したペンダント、
  ピアス、ブローチなど。色彩とデザインが美しい。
  平井さんは、2000度の酸素バーナーで耐熱ガラスを溶かし、熱さと時間との闘いの中から
  生き物たちを生んでいく。それらは生命力に溢れて見えます暮らしの器は、耐熱ガラス
  の特徴を活かし、極薄の仕上げで、軽くて繊細です。



      「 眞鍋芳生/Tomo 父子展」が終了しました。
   父・眞鍋芳生さんは趣味人で、骨董に通じておられ、桃山時代の茶碗や江戸期のもの
   などをお持ちです。
   それらを遠音に持参くださって、いっとき、眞鍋茶会となりました。
   この一服は、割れた部分に呼び継ぎがなされていて、それが味のある景色となっています。
   呼び継ぎというのは、割れた破片は紛失しているので、同時代の(同じ窯の)別の破片を
   充てて、金継ぎをしたものです。そうと言われなければ、呼び継ぎだとは分からないほど。
   両の掌にすっぽり収まる小ぶりな茶碗に、栗の練り菓子。秋の一服を頂戴いたします。
       茶会セット眞鍋茶席 kore



          遠音恒例の吊るし柿が、今年もできました。
    今年はこの柿の裏年で、豊作の年の三分の一ほどでしょうか。
    このくらいの量だと扱い易くて、剥いて吊るすのに三晩で楽勝でした。
   軒干し柿柿むき


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