茶房&ギャラリー遠音 Blog

岡山市南区にある『茶房&ギャラリー遠音』のあるじが綴る、遠音のこと、日々のこと。

2021年10月

 秋は忙しい。干し柿用の柿とオリーブの収穫が重なって、夜なべの柿むき作業です。
 干し柿の作り方は説明するまでもないけれど、オリーブのあく抜き方法は、ほとんどの方が
 ご存じないでしょう。
 オリーブはきちんとあくを抜かないと、渋くて苦くて食べられたものではありません。
 こんなに可愛い実なのに、あまりの不味さに、小鳥も虫も寄りつかないのです。
 オリーブの実オリーブ旦那脚立に乗って収穫。
オリーブ液 サイドオリーブ液真上薄い苛性ソーダ液に浸けると、真っ黒に。
  それから4日間、水替えを繰り返し、水が透明になったら、5日目に塩水に漬けます。
  数日後には、サッパリとしたオリーブの塩漬けの出来上がり!
  ワインのおつまみに、お料理に、活躍します。
  ただいま塩漬け中。塩漬けオリーブ干し柿蓮



ただ今、西尾正道・絞り染展 開催中。
いま、会場はとりどりの色の布で、華やいでいます。
西尾展 玄関ランチョンマット西尾展 
          西尾展 李朝箱

 丹波黒(枝豆)をいただきました。丹波篠山直送の丹波黒です! それも2回も続けて!
 丹波高原の秋も深まる10月5日、解禁となって一斉に出荷されるそうです。
 鮎や鮭の解禁日はよく聞くけれど、丹波黒にも解禁日があったのですね。
 さっそく塩ゆでにしていただきました。大きくて、甘みとコクあり。おいし!
        丹波黒箱
   丹波黒 袋丹波黒 豆
            

 遠音の10月は「西尾正道 絞り染展」です。
 西尾さんは、岡山と鳥取の県境にある鳥取市佐治町にお住まいで、工房もその近くにあります。
 遠音まで約3時間の道のりを、山や野を眺め、花を愉しんで飽きることがないそうです。
   今回は秋の個展なので、秋色の作品が多くなるでしょう。
 タペストリー、のれん、ランチョンマット、手ぬぐい、ハンカチなど、約150点。
 素材は綿、麻。絞り染め独特の針跡が、大らかな作品に妙味を添えています。
 (写真上は手ぬぐい、下はのれん:部屋の間仕切りふうに使用)
   西尾さんDM
        西尾のれん

 邑久町近くの野山で、あけびを見つけました。
 開いた実は、なんだか、巨大な幼虫のようです。かじってみると甘いのですが、種ばかりで
 食べ代(しろ)がありません。
アケビ房アケビの中身

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