茶房&ギャラリー遠音 Blog

岡山市南区にある『茶房&ギャラリー遠音』のあるじが綴る、遠音のこと、日々のこと。

2019年10月

  豪雨とラグビーに心を奪われているうちに、寒くなってきました。
  被災地に、これからの寒さが祟らないよう、願うばかりです。
  ラグビーは、にわかファンになって、熱くなりました。

  さて、11月の遠音は、八木沙織さんの陶器と、藤山啓子さんのフェルト展です。
  八木沙織さんは埼玉県在住だから、一連の豪雨を心配したけれど、幸い被災はしなかった
  ものの、夜中ずっと携帯が鳴り響いて、眠れなかったそうです。
  風雨にも負けず、沙織さんの器はしなやかです。柔らかな風合いの中にも、きちっと
  芯が通っており、安心して見ていられます。土鍋、深鉢、皿、花器、おちょこなど。
  冬支度に土鍋を沢山用意したそうです。
  藤山啓子さんは、羊毛(原毛)を叩いて固めたフェルト地で、バッグ、襟巻、コースター
  など、楽し気な作品たちです。生成りというのも魅力で、どれも素朴な味わいがあります。
  11月DM 

  
  岡山市賞田にある、賞田廃寺跡へ行ってみました。
  賞田廃寺は、7世紀中ごろ、土地の豪族によって造営されたと考えられているそうで、
  日当たりの良い小高い山裾にあります。金堂、東塔、西塔などの礎石が残るばかりの、
  だだっ広い草原です。赤トンボの季節には大群が舞いそうな場所で、そう思うだけでも
  ワクワクします。古代のロマンの残るここは、もしかして、パワースポットかも。
  賞田 石碑賞田 礎石 草の中
      賞田 風景
              賞田 発掘当時
    

  今回の台風19号により被災された各地の方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
  日に日に被害状況が明らかになり、拡大しています。心痛む思いです。

  ここ中国地方は台風の影響もなく、ただいま西尾絞り展を開催中です。
  のれん、タピストリー等の大物の他、ランチョンマットやコースターなどの小物も展示
  しています。
  写真中は、西尾さん持参のアケビの実。
  写真下は照明器具。玄関や廊下のフットライトに使うと素敵です。
   展示 床の間
   あけび 3個
                  照明 みどり

  遠音の庭のオリーブの実が、ちらほら色づいて、収穫の時を迎えました。
  とりあえず1キロほどとって、塩漬けにしました。
  塩漬けといっても、そう簡単ではありません。まず、薄い苛性ソーダ液に一晩浸けて、
  アク抜きをします。アクで真っ黒になった液を捨てて、水が透明になるまで、2日かけて
  10回ほど水替えをします。もう水が濁らなくなったら、塩水を作って漬けます。
  そのまま2日置いて、完成! 
  カリカリとした食感と軽い塩味が、ワインのおつまみにぴったりです。
  オリーブの樹オリーブの実 収穫
 オリーブ 瓶 黒い汁全体オリーブ瓶 黒い汁オリーブ 瓶 1
 
  

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