茶房&ギャラリー遠音 Blog

岡山市南区にある『茶房&ギャラリー遠音』のあるじが綴る、遠音のこと、日々のこと。

2019年09月

  台風に翻弄されているうちに、すっかり秋になりました。
  10月は、西尾正道さんの、絞り染展です。
  西尾さんは、かつて名古屋の有松絞りで修行をされており、その腕の確かさには定評が
  あります。西尾さんの工房は、岡山県境に近い鳥取県佐治町にあり、その緑深い谷間で、
  自然と同化しながら、制作を続けておられます。
  工房のまわりは山野草の宝庫らしく、それらをこよなく愛し、守り、自らを「楽園の
  番人」と呼んで、制作の傍ら、保護に心を注がれています。
    西尾さんDM 
              のれん

  秋の味覚と言えば、そうそう、マツタケ。だけど高価になってしまって、秋の味覚から
  外されそうな「松茸」。その松茸をいただきました!、と言っても、カナダ産です。
  匂いは少ないけれど、食感は変わらず。さっそく松茸飯とすき焼きに。
  おまけに栗も届きました。秋満載です。ごちそうさま!
   まつたけ 1松茸2
          くり  いがぐり




  
  

  木工の児玉正和さんと、磁器の伊藤岱玲さんのコラボ展が始まりました。
  何と言っても、児玉さんの欅の拭き漆椅子は、存在感が圧倒的です。この椅子ひとつ
  あれば、かなりの空間を支配できそうです。
     メイン椅子
  たっぷりした漆の楕円盛器に、岱玲さんの白磁のうつわが、よく映えます。この盛器に
  握り寿司を盛ってもいいし、おにぎりとお漬物でもいいし、サンドイッチだっていい
  でしょう。重宝する盛器です。
   黒塗り台 白磁
                   窓辺 器
     ボードに器乾漆 茶碗

  サルナシ(猿梨)の実をいただきました。山中に自生しているものと、栽培しているのが
  あるそうです。小粒でブドウくらいな実の方は、甘さより酸っぱさが勝っています。
  割ってみたら、こんな瑞々しい翡翠(ヒスイ)色でした。
  少し大きめの種類は、キューイフルーツの5分の1ほどの大きさですが、甘さ抜群!
  キューイと同じ味がします。
  
        猿ナシ
                    さるなし 輪切り
    さるなし 大 輪切り
 




  


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