茶房&ギャラリー遠音 Blog

岡山市南区にある『茶房&ギャラリー遠音』のあるじが綴る、遠音のこと、日々のこと。

      「 眞鍋芳生/Tomo 父子展」が終了しました。
   父・眞鍋芳生さんは趣味人で、骨董に通じておられ、桃山時代の茶碗や江戸期のもの
   などをお持ちです。
   それらを遠音に持参くださって、いっとき、眞鍋茶会となりました。
   この一服は、割れた部分に呼び継ぎがなされていて、それが味のある景色となっています。
   呼び継ぎというのは、割れた破片は紛失しているので、同時代の(同じ窯の)別の破片を
   充てて、金継ぎをしたものです。そうと言われなければ、呼び継ぎだとは分からないほど。
   両の掌にすっぽり収まる小ぶりな茶碗に、栗の練り菓子。秋の一服を頂戴いたします。
       茶会セット眞鍋茶席 kore



          遠音恒例の吊るし柿が、今年もできました。
    今年はこの柿の裏年で、豊作の年の三分の一ほどでしょうか。
    このくらいの量だと扱い易くて、剥いて吊るすのに三晩で楽勝でした。
   軒干し柿柿むき


   10月の遠音は、造形作家・眞鍋芳生さんと、ファッションデザイナー・Tomさんの、父子展です。
   父の芳生さんは陶、絵、張り子などで表現した鬼の作品を、息子のTomoさんは着心地とシルエット
   を大事にデザインした自然素材の服を、展示いたします。
   父・芳生さんの鬼は、ちょっとユーモラスで優し気です。どこかご本人に似ているかも??
   Tomoさんの服は、麻や綿やシルクの自然素材を自然体で着る、着やすいイッピンです。
     眞鍋さん写真
    岡山倉敷でお面と言えば眞鍋芳生さん、と長年認識してきました。
    遠音には、芳生さんのかつての作品、こんなお面が飾ってあります。
    これは紙のお面です。
      眞鍋さん ピエロ眞鍋さん おさる


          お寺の境内の銀杏の実が鈴なりです。落ちて腐ったら臭くなるけれど、枝にあるうちは
     硬くてころころ可愛くて、甘い果物のように見えます。
    銀杏の実 1
                             銀杏の実 2

    

     永井健「焼き〆の器展」が終了しました。
    会期中、まゆかさんとベンさんによる、台湾茶会が開催されました。
         茶器はすべて永井氏の作品です。
    江田五月ご夫妻も交えて、みんなで香り高い台湾茶を愉しみました。
      江田五月ご夫妻を囲んで 台湾茶会
                              まゆかさんとベンさん 2016
               台湾茶 入れるところ 
 
             美咲町の、秋の棚田へ。
        小さい秋をいっぱい見つけました。
      棚田 1



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  永井健さんの急須は逸品です。見て惚れ惚れ、使って惚れ惚れします。
  その完成度の高さと、そこはかとない色っぽさに、参ってしまいます。
   1丸急須
              4急須
                       4永井
            2永井
     


  朝夕の風に秋を感じるようになりましたね。
  皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
  8月の遠音はお休みさせていただきましたが、9月からまた、元気に営業いたします。

  9月は、もうすっかりお馴染みの永井健さん、4度目の作品展です。
  永井さんは、28年もの間、大阪・枚方の土のみを使って制作を続けてこられました。
  けれども、ここへきて、あの完成度の高い作品を産み出してきた土が、尽きてきた
  のだそうです。
  なので、遠音における、枚方の土での作品展は、今回で終了となります。
  残念ですが、でもそれは、次なる飛躍への第一歩かもしれません。
  やがて新たな土を見つけて、新たな永井健作品が誕生するのを、楽しみにしています。
 永井さん作品 2016
 

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